自分に甘くなってしまう本当の理由

ライフ
マイナビウーマン
2020/08/10 09:10

「自分の甘さ」に悩んでいる皆さん。

本当に「自分に甘い人」というのは自覚が無いことも多いので、もし「私って自分に甘いな……」と既に感じているのなら、その時点で自分を客観的に見ることができているのかもしれません。

でも、「自分に甘い」と思うなら改善したいですよね。今回は、「自分に甘い」とはどういうことなのか、またその心理や特徴を詳しく解説します。

■自分に甘いってどういうこと?

自分に甘いとは、一般的には努力することなく簡単に諦めてしまったり、自分に非があっても認めなかったりすることをいいます。

頑張ることで得られる充実感よりも、目先のラクさを選んでしまうので、ちょっとでも嫌だなと思うことがあれば向き合わずに逃げてしまいます。

例えば、「まぁこのくらいでいっか」と都合良く解釈して雑な仕事をしてしまうこともあれば、自分も責任の一端を担っているのに「私のせいではありません」「私は関係ありません」と我関せずの態度を取ってしまうこともあります。

本当は逃げてはいけないような肝心な時に逃げてしまうのが、「自分に甘い」ということです。

■自分に甘い人に見られる特徴

では、自分に甘い人は具体的にどのような特徴があるのでしょうか? 性格・言動の特徴をそれぞれ見ていきましょう。

◇自分に甘い人の性格の特徴

☆(1)だらしない

「これくらいでOK」と思える基準が低いです。面倒くさいと思えば、仕事であっても手を抜いてラクをしようとします。自分を律することが苦手で、金銭面や生活面などさまざまなところがルーズです。

大雑把な人が多いですが、中には自分に厳し過ぎて「完璧にできないならやらなくていいや」と思ってしまっている人も。

☆(2)欲望に素直

例えば、ダイエット中でも食べたいと思ったら、理性より欲望が勝って食べてしまいます。また、やらなければならないことがあっても、やりたいと思えなければギリギリまで後回しにします。

☆(3)マイペース

自由が好きで、自分のペースで動きたいと思っています。ルールがあっても自分の思い通りにことを進めたいので、「これくらい大丈夫でしょ」と自分の都合が良いように物事を解釈します。

◇自分に甘い人の言動の特徴

☆(1)約束を守らない

ちゃんとしなければいけないと分かっていても、時間にルーズだったり納期を守らなかったりします。ルールはお互いが気持ち良く過ごすためのものですが、自分に甘い人にとっては、自分を縛る窮屈なものに感じられるようです。

☆(2)うまくいかないと他人のせいにする

思い通りにいかないと、自分のことを棚に上げて「だって、〇〇さんがこう言ったから……」などと言い訳をします。「でも」「だって」という口癖が多いのが特徴です。

自分が力不足であることを受け入れたくないので、素直に非を認めたり謝ったりすることができません。

☆(3)壁にぶつかると逃げがち

成果が出ない時も改善しようと努力したりすることなく、あっさり諦めてラクな道を探そうとします。勇気を出して新しいことにチャレンジするのは苦手で、結局は現状維持を選びがちです。

■自分に甘い人の心理

上述したような特徴のある自分に甘い人。では、どうしてそのような言動や性格になってしまうのでしょうか? 心理をひもときます。

◇(1)特別意識がある

周りがあれこれサポートしてくれることをどこかで当たり前のように感じており、好意に甘えています。

「私はこんなものじゃない! もっとすごいんだ」と思っているのですが、その特別意識の根っこには、無価値感や望まれていない気持ちなどを抱えていることが多いのです。

◇(2)自分に自信が無い

自己肯定感が低く、どうせ自分には無理だと思っているので、チャレンジする前からやる気を無くしがちです。

また、すぐ他人のせいにしてしまうのは、困った時に自分で何とか乗り越えられると思えないからです。そのため他力本願な考え方になってしまうのです。

◇(3)傷つくことが怖い

何かと都合良く解釈をして自分を正当化しようとしますが、これは一種の防衛反応です。自分に至らない部分があると、向き合えないほどつらいと感じるために、自分を正当化することで守ろうとします。

傷つきたくない時に、一番良い方法は現状維持をすること。新しいことを何もしないでいられれば、これ以上傷つくことはないと思っているのです。

■「自分に甘い」を克服する方法

ここまでで、自分に甘いのはデメリットが多いと分かりました。最後に、自分への甘さを改善する方法をお伝えします。

◇そもそも自分に厳しくなる必要ってある?

自分への甘さを改善するためには、もっと自分に厳しくして律していかなければいけないと考える人が多いかもしれません。でも、自分に厳しくする必要はありません。

なぜかというと、自分に厳しくしようと思うと、「なんでできないんだ!」と自分を責めてしまいがちだからです。

そもそも自分に甘くなったのは、自信の無さやこれ以上傷つきたくないという恐れがあるから。でも、そんな自分の弱さを見せたくなくて、周りから隠すために自分に甘くしてきたのです。それなのにビシバシと責めて罰を与えてしまうと、もっと隠したくなりますし、自信を失います。

とはいえ、責める必要は無いけれども、現状を受け入れて改善していく必要はあります。逃げ癖があるといつまで経っても自信がつきませんし、同じことで悩み続けることになります。

自分に甘い人が自信をつけるためには、「自分の力で頑張る」経験を積み重ねることが何よりも大切なのです。

「自分に厳しい人」ではなく「やる時はやる人」を目指しましょう。

◇やる時はやる人になるコツ

☆(1)改善したいことを箇条書きにする

まず、どこを変えていきたいのかを明らかにしましょう。例えば「成果が出ないとすぐ諦める」「納期を1日オーバーしがち」など。具体的であればあるほど、どこを改善したらいいのかがハッキリしますし、紙に書き出すことで頭の中が整理されていきます。

書きながら落ち込むことがあるかもしれませんが、「それくらい自信が無かったんだよね」「たくさん傷ついてきたんだよね」と自分に寄り添ってあげてくださいね。

☆(2)周りの人に感謝の気持ちを伝える

今までやってこられたのは、周りの人たちのサポートがあってこそのこと。当たり前だと思わずに、自分を大切にしてくれる人や関わってくれる人たちに感謝をし、できれば「ありがとうございます」と伝えましょう。

自分に甘い人は自己肯定感が低いので、感謝を伝えることで気分が高揚し、「自分も悪いもんじゃないな」と思いやすくなります。

☆(3)信頼を回復していけることから着手する

先ほど書き出したものを、いきなり全部実行するのは難しいと思うので、最初は3つ程度に絞るといいかもしれません。

自分の甘さで信用を失ってしまうのが一番もったいないので、まずは「約束を守る」などの信用に関わることを優先的に実行したいもの。

そして、目標を達成できたら、「すごいね! やればできるじゃん!」と思い切り自分を褒めてあげてください。もし達成できない時があっても、自分を責めずに「大丈夫大丈夫。次頑張ろう」と励ましながらやっていきましょう。

少しずつ信頼される人になろう

自分に甘い人は、責められたくなくて責任逃れをしようとしたり、うまくいかないとすぐに諦めてしまったりします。そうなる根底には、自信の無さや劣等感、傷つくことへの恐れなどが隠れています。

なので、まずは現状を素直に受け入れながら、「自力で頑張る」経験を増やしていきましょう。そして、「私にもできた」と思えれば自信がつきますし、周りからの信頼も取り戻していけるでしょう。

(高見綾)

※画像はイメージです

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