浮気とはちがう「オープン・リレーションシップ」のススメ

恋愛
マイナビウーマン
2019/09/26 11:10

浮気、ワンナイト、セックスレス、不倫、サレ妻、婚外恋愛……。

声を大にして話せることではないけど、タブー視され隠されたこの問題は、実際どこのオトコもオンナもカップルにも夫婦にも、日常的に起きてることではないかと見受けられます。

そろそろ私はこのあたりの問題について、いっぺんとうにタブー視され封印される世界を終わらせたい。

だってこれだけいろいろな恋愛観や結婚観が増えているのに、オープンにしてディスカッションできないことが、もうリアルじゃないんだもの。

■「オープン・リレーションシップ」と「浮気」のちがい

今回のエマちゃんの結婚革命で扱うテーマは「オープン・リレーションシップ」。

オープン・リレーションシップという言葉をみなさん知っていますか?

ようやくさまざまな夫婦のカタチがメディアでも扱われるようになり、ずいぶんと価値観が多様化してきたな、と感じる今日このごろですが、まだまだ自分のことのように身近には感じられていないものでもあるといえます。

このオープン・リレーションシップという制度もそのひとつでしょう。

オープン・リレーションシップについてざっくりまとめると、このような意味となります。

「結婚に準じるような人間関係において、一緒に生活することを求めながら、相手がほかの人物との、恋愛関係なり、性的関係を持つことを、あらかじめ合意すること」

一般的な浮気や不倫とのちがいは、夫婦間で双方の合意があること。

そしてほかの人物との恋愛関係が、家庭の不和として影響しないことが特徴です。

このオープン・リレーションシップはアメリカでは研究が進められていて、最近では一般的にも知られつつある制度となっています。

日本に住むわたしも、ちらほらと聞くようになりました。

この制度は、共働きで経済的にも自立した夫婦の間で結ばれることが多いのも研究でわかっています。

わたしが住んでいる東京ではそのような夫婦が多いので、身のまわりにも少数派ながらいるのかもしれません。

■結婚後、もしもセックスレスになったら

わたし自身はオープン・リレーションシップについて知ったとき、「この制度が夫婦に取り入れられるのもごくごく自然なことだな」と感じました。

たとえばどのような夫婦が取り入れるか、と考えたとき。

「セックスレスになった夫婦」などは、まさにその対象に入るでしょう。

結婚生活を送るようになり、セックスレスになった夫婦はたくさんいると思います。

その原因として考えられるのが

・セックスをすること自体、苦痛に感じるようになった

・相手に性的関心を抱くのが難しくなった

・身体の事情によってセックスができなくなってしまった

などが挙げられます。

夫婦の間にセックスがあることが当たり前で、それに喜びを感じる人も多いと思いますが、逆にそのことが難しく、問題を抱える夫婦もいます。

話し合うこともままならず、いっこうに解決できないこととして横たわらせている夫婦もいるかもしれません。

だからこそ視点を変えて、夫婦の中だけでどうにかできずに、もがき苦しみ続けるならば、オープン・リレーションシップを当てはめて解決することは、私はすごくいいことだと感じました。

なぜならば夫婦のセックスは、カラダとココロがそれぞれの事情でかかわってくることなので、話し合いで解決、正論で解決することなど簡単にできないから。

■女、妻、母。3役をまっとうするのは無理ゲー

たとえばもともと性に淡白な夫、ふつうに性的欲求を抱く妻がいたとしましょう。

夫は妻のことを愛していますし、一緒に暮らしていく家族としてとても心地よく感じています。ですが、夫のほうはできるならばもうセックスはしたくないと考えています。

妻のほうももちろん夫を愛していて、セックスすることも望んでいます。家族としても、これからも一緒に生きていきたいと感じています。

しかし、妻の「夫とセックスしたい」という自然ともいえる欲求は、夫からすると「不快」となってしまって、そこだけは相容れない。

欲求、またはココロの問題なので、やはり話し合いだけで解決することは難しく、そしてどちらかの意思を無視して無理やりにできることではありません。

わたしは、その夫の要求は「人として持ってもいい意思であり尊厳」だと思いますし、妻の意思も「夫婦として当然のこと(だって夫としかできないし、ほかの人としたいと思っていないもの)」だと感じるので、要求する気持ちもわかります。

このように相容れない問題となってしまうからこそ、セックスレスで離婚する夫婦がいるのもなんらおかしいことではありません。

でもそれがいくら2人の問題であっても、「家族として今後も一緒に暮らしていきたい」と願う夫婦も多いのではないでしょうか。

そこでオープン・リレーションシップとして、相手がほかの異性と恋愛関係や性的関係を結ぶことをよしとして、家族としては問題なく生活していくというのは大アリだと思うのです。

だってそもそも恋愛感情を維持するのって、難しいことです。何十年もお互いに同じ気持ちでいられることのほうがもはや奇跡。

幾年か経てば夫婦としての関係性の変化もあるでしょうし、女性は出産や子育てによるホルモンの影響で性欲にも変化が出たり、男性だって加齢とともに身体的変化があったりするでしょう。

そのほかにも挙げようと思えば障壁はたくさんあって、順風満帆な夫婦生活なんてもはや都市伝説レベルじゃないですか……。

わたし的には、女であること、妻であること、母であること、これらを一気に求められる結婚生活なんて無理ゲーじゃない? とも思えます。

わたしはもうハナから全然自信ないし、こういうことが不安で結婚に踏み切れない未婚女性もきっと多いですよね……。

だから、家庭では妻であることと母であることをまっとうして、外ではお互い好きにする。そういう在り方をお互いが合意するなら、余裕でアリでしょう。

■オープン・リレーションシップ制度のお約束

もし結婚後にオープン・リレーションシップを締結させるなら、いくつかのお約束があるといいと思います。

たとえば、

・避妊は絶対

・朝帰りはダメ

・そういう相手ができたら公言する。もしくはバレないようにする

・家族としての事柄を最優先にする

とかね。

実際に今結婚している夫婦でも「まあ、浮気はバレないようにしてくれればいいよ」と、曖昧リレーションシップを組んでる人たちは多いと思うのですね。

でもそれをあえてハッキリさせて「外でヨロシクするならここんところのお約束はヨロシク」と言っておくのは、夫婦または家族としての関係を守るにはいい働きをしてくれるでしょう。

「絶対に浮気しない」という夫婦のカタチが正解なら、離婚率が3組に1組なのもおかしいじゃないですか。結婚は墓場だなんて言われてないよ。

だから、夫婦それぞれがお互いに心地のいい関係でいるために、どうしたらお互いを大切な存在として守りきれるのかというのは、100の夫婦がいたら100のやりかたがあって当然だと思うのです。

本来ならばこうあるべきなんてのは、どこの誰が決めたのでしょう。洗脳じゃない?

私たち夫婦も、お互いの自由時間が多かったり、洗濯物を別々にしていたりと、 他人からみたらだいぶ特殊な夫婦の在り方だけど(まさに結婚革命)、スーパー仲がいいですしね。

■ひとつの問題に、いろんな解決方法があってもいい

この記事を読んで憤慨している人もいるかもしれない。

でもこれだけ大きくなっていてさまざまな人が抱えている問題には、解決方法も同じくいろんなカタチがあっていいと思うから。

隠されがちなテーマだからこそ、わたしはその自由な発想と価値観を受け入れていきたいと思っています。

それで救われる夫婦もたくさんいるはずですから。

それぞれの価値観のカタチを作り、受け入れていく時代だね。

わたしはいい時代に生まれたなって思ってるよ(ちょっと早かったかも?)。

(エマちゃん)

※画像はイメージです

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