人間関係における、理解への効率化

言葉は何かを伝えるための手段で、最も手軽にいつでも使えるモノといってもいいかもしれない。

使い方も人それぞれ、言葉と言葉と言葉と……言葉とを色々組み合わせて、使われている。


言葉という存在なくしては生活できない。
必要不可欠な存在である。


だからこそ、言葉にまつわるトラブルもまた多発する。

その言葉があったせいで起こる問題、その言葉がなかったせいで起こる問題、言葉の選択における問題………まあ、いろいろ山積みってこと。

この問題達は言葉という存在がある限り消滅しないだろう。言葉のように、なくてはならないものは、なくてはならない。
どうしたって必要不可欠なのだから。

その言葉を使うときに、
人間は言葉の意味と意図を同時に発している。

意味と意図のうち、
発することで表面的になるのは意味で、
意図は裏面的になる。

「ラーメンが食べたい」
という言葉を発したなら、
ラーメンが食べたいということが意味で、
それ以外の意味はない。
意図に関しては、ラーメンが食べたいというのも意図になるだろうし、ラーメンが食べたい以外の何かが意図になっている場合もあるだろう。
簡単にいうなら、
引きこもり状態で食欲が全くなくモノが食べれなかった少年が、ある日突然お母さんに、
「ラーメンが食べたい」
とひっそりとした弱々しい声で言ったなら、
そのお母さんは少年からラーメンが食べたい以外の何かを感じることもあるだろう。
ここでいう、ラーメンが食べたい以外の何か、が意図である。

このように、意図というのは表面化されにくい。
それゆえに、意思疎通ならぬ意図疎通ができなくなる。

人間関係において、
意味だけが伝わってしまう(意図が伝わっていない)状態が続くと、人間関係としては破綻を招きやすい。
意味と意図のうち、言葉を発している当の本人が最も知ってはしいのは意図だからである。

そのくせに、意図を隠したがるのが人間だし、いちいち意図まで説明するのは、時間も労力も使う。だから、意味説明はしても意図説明は基本、しない。

意図説明をするのは、大概、言葉上のトラブルが起こった後である。
つまり、こんな感じ。
「あの時ああ言ったのは、これがこうで、こういうつもりで言っただけで、まさかそんなふうに捉えられるなんて………………」みたいな。
俗にいう、言い訳と言われる言葉である。

意図が意図して汲み取られるのは、トラブルの前。意図が形を変えて言い訳になるのは、トラブルの後。

意図説明は意味説明より重要で、
自然に表になる意味よりも
意識なくしては表にならない意図に焦点を当て対話したほうが、コミュニケーションとしては「理解」という意味で成立するだろう。

言葉の意味は瞬時に理解できるが、
言葉の意図を瞬時に理解するのは難しい。

表面化される言葉には基本、意味という情報しかない。しかし、意味の理解だけでは意図を理解しにくい。

効率よく理解するためには、
意図の表面化と意図の理解である。

たとえ、言葉の意味がわからなくても、意図さえ理解できれば、言葉の意味自体が不要にもなる。

意図は、理解の効率をあげる、それこそ必要不可欠な材料である。








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